白内障治療 - 私たちについて

Cataract - About Us

白内障は、放置さえしなければ
基本的には失明する病気ではありません。

常にその人にとって一度きりの手術である「一期一会」という感覚を忘れずに真摯に向き合ってまいります。

白内障の治療について



はじめに

白内障について

白内障は70代では90%、80代では100% がなる病気の為、白内障手術も当たり前の手術となり、殆どの診療所で日帰り白内障手術を実施するようになりました。 そんな中、患者様にとっては「どこで手術を受けようか」という選択肢は広がったという良い面もありますが、 その分「どこで手術したらいいのか迷う」という悩みも出てきているかと思います。 ひょっとしたら「どこで手術しようが一緒だよ」と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、実は大きく違います。

適当な例えではないかもしれませんが、パスタ屋さんをイメージしてみてください。同じナポリタンでも味付けも違います。麺のゆで方、ソースの味付けも違います。 安全な素材を選んで使っているお店もあれば、安さ重視で選ぶお店もあります。 シェフの服装も清潔を徹底しているところもあれば、いつも汚れているエプロンのお店もあります。想いも違います。 お客さんの笑顔の為にやっているのか、利益のためにやっているのか。従業員の心がけもお店によって全然違います。

白内障手術も同じです。使う機材、材料、手技、技術、知識、経験値、意識、想い、そしてスタッフ…医療機関によって全く違います。

ご自身の大事な目です。その大事な目にメスを入れるわけですから、「近いから」とか「すぐできるから」とかで選ぶのではなく、 「ここなら自分の目を預けることができる」という思いをもって、医療機関を選択していただきたいと思います。

患者様が眼科を選択する際の判断材料に少しでもなれればという思いで、白内障手術に関して、いとう眼科の特徴を説明させていただきたいと思います。



いとう眼科と白内障

私の兄である院長が眼科医になろうと思ったきっかけは、白内障手術でした。 白内障手術により光を取り戻した患者様の笑顔が見たい…。その思いが院長の眼科医としての始まりです。

2022年4月6日にいとう眼科は18年目を迎えることができました。開院1年目。初めての手術は1日4件でした。 今は多い日で20件を超える日もあります。開院以来火曜日を手術日としてきましたが、それだけでは足らず、水曜日と木曜日にも手術をすることにしております。 今、いとう眼科は日々、光を取り戻した患者様で溢れております。

「はじめに」でも書きましたが、白内障は100%なる病気と言われています。それだけに、白内障手術は当たり前という認知は世間ではあるかもしれません。 ですが、当院では決して「当たり前」とすることなく、どんなに手術件数が増えても、 患者様にとっては人生の一大事の手術だという認識を持って、一人一人の人生を背負う覚悟で手術に臨んでおります。

昔も今も、白内障手術は、いとう眼科の原点であり、いとう眼科の存在意義だとも思っております。



いとう眼科の白内障手術の特徴

当院の白内障手術の特徴 ①

当院の特徴は、とにかく説明が丁寧ということです。

診察で初めて「白内障です。手術が必要です。」と言われた際、普通困惑しますよね。 なんとなくは、みんながなるものとわかっていたとしても、いざ自分が白内障の手術を宣告されると、頭が真っ白になる感覚もあるかもしれません。 でも、だからといって、何を聞きたいのかもすぐ出てこない。出てきたとしても、先生は忙しそうで質問攻めはできない…と思われるかもしれません。 その結果、結局よくわからないまま手術することになり、家に帰って家族から質問されても、 自分もわかってないから何も答えられない…という経験をされる方も多いかと思います。

だからこそ、当院では「説明」にとにかく力を入れています。 手術の必要があると診断されたら、診察室を出た後も、スタッフが患者様にご納得いただけるまで、何時間かかっても説明させていただきます。

白内障手術説明用パンフレット

その説明も、大型モニターを使い、一つ一つさせていただきます。 医療者目線の内容ではなく、患者様目線で、患者様が知りたいと思われる事、不安に思われる事を想像して説明をつくりました。 そもそも目が見づらい白内障の方に小さな文字が書いてある案内を渡しても見えませんから、大きくわかりやすいモニターでお話させていただきます。 ただ、説明を聞いている時はよくわかったと思っても、家に帰って家族から聞かれたら忘れちゃって何も言えなかった…というケースもよくあると思います。 ですので、モニターを使って説明した内容をフルカラーの冊子にいたしましたので、その冊子を全員にお渡しいたします。たいへん喜んでいただいております。

また、説明は手術が決まった時だけではありません。手術はまだでも、白内障と診断された時点で、患者様のお時間のご都合を聞き、同様の説明をさせていただくようにしております。 大事な手術ですから、できたら前々から心の準備も必要ですし、手術をするしないの判断も家でじっくりしたいと思われる方もいらっしゃるかと思います。 その判断材料となるために、事前に説明をさせていただきます。

当院の説明担当は4名おります。いずれも、経験豊富な優秀なスタッフですので、なんでも聴いてくださって大丈夫ですので、ご安心ください。

いとう眼科 スタッフ紹介

諏訪 伸枝

看護師

当院在籍15年
(眼科勤務歴 15年)

いとう眼科 スタッフ紹介

三宅 陽子

看護師

当院在籍11年
(眼科勤務歴 18年)

いとう眼科 スタッフ紹介

時澤 えり子

視能訓練士

当院在籍12年
(眼科勤務歴 15年)

いとう眼科 スタッフ紹介

諏訪 雄大

視能訓練士

当院在籍7年
(眼科勤務歴 15年)


当院の白内障手術の特徴 ②

当院で手術をされた方とは、生涯のお付き合いになる方が多いです。手術前後は通院回数も多くなるので、それだけ関係性が深くなります。 中には手術を機に家族のように私たちの事を思って下さる方もいらっしゃいます。 患者様とスタッフが仲が良くなるのが当院の大きな特徴の一つです。

いとう眼科 スタッフと患者様

当院の白内障手術の特徴 ③

当院で手術される方は、口コミで来られた方が非常に多いです。 当院は広告を一切出しておりませんが、手術を終えた患者様がご家族やご近所の方、時には職場の方にも当院を勧めてくださっています。 ありがたい事に、手術を終えた患者様から、当院への激励の言葉を毎日沢山いただいております。 中には、是非自分の言葉を他の患者さんにも伝えてくださいと言って下さる方も多く、その言葉をまとめてみました。以下ご参照ください。

患者様の声


手術実績

当院での白内障手術の実績

白内障の手術件数推移

2021年の白内障日帰り手術の実績は1,322件でした。すべて院長が執刀しております。 藤岡市だけでなく、高崎市や富岡市、埼玉県からわざわざお越しになる方も沢山いらっしゃいます。

ただ件数が多いだけでなく、術後合併症の発症率も平均を大きく下回っており、手術痕もまるで機械でやったかのように正確でキレイです。

院長の通算白内障件数は1万件を超えていますが、今でもなお、より安全に、より患者様に負担が少くなる方法はと日々学び続けております。

開院以来 10,384件(2022年5月現在) 2019年…949件 / 2020年…1,120件 / 2021年…1,322件



白内障の治療

白内障の治療方法

一度なってしまった白内障は薬では治せません。 進行してしまった白内障に対しては手術で濁ったレンズを取り除いてきれいなレンズに換える必要があります。


白内障の日帰り手術

当院では開院以来10,000例(令和4年現在)の白内障手術の実績があり、そのすべてが院長である伊藤賢司が対応させていただいております。 白内障手術は国内では年間140万例も行われ、外科手術の中で最も多い手術の一つと言われます。その要因の一つが日帰り手術の普及です。 技術の劇的な進歩により、白内障手術は、痛みや全身への負担が少なく、また短時間で行えるようになったこともあり、日帰り手術での対応が一般的となりました。

当院では毎週火曜日の午前中と、水曜日のお昼、木曜日に25例~30例、1ヶ月に100例~120例、年間1,000例以上の手術を実施しております。


当院での手術の流れ

一般外来

手術より約1か月前

まず一般外来にお越しただきます。検査・診察にて白内障の状態を診させていただきます。 その状態により今後の治療方法を相談させていただきますが、手術の必要性を感じたときは、ご本人様と相談させていただき、 ご本人様から手術の希望があった場合のみ、手術を予約いただきます。

所要時間:約2時間

手術検査

手術より約3週間前

採血や手術に必要な精密検査を行います。また、手術に関する注意事項等の説明も入念にさせていただきます。 手術を受けられる方は原則、お付き添いの方ご同伴の上でお願いしております。

所要時間:約2時間半

手術前検査

手術の前の週の水曜日~土曜日

手術直前の最終確認の検査をさせていただきます。また、手術の前の週から手術に向けての点眼も始まりますので、点眼薬の処方をいたします。

所要時間:約1時間30分

手術当日

毎週火曜日午前中と水曜日のお昼、木曜日

当日はお付き添いの方とお越しください。受付時間は手術前検査の時お伝えいたします。リラックスして安心してお越しください。

所要時間:約2時間30分

  • 【当日のタイムスケジュールの例】
  • 8:00 受付・準備
  • 9:30 手術室への入室・手術
  • 9:45 手術室から退室・休憩

当日は眼帯をしてお帰りいただき、翌日来院時に眼帯を外します。

手術後通院

手術翌日からしばらく通院にて経過を観察させていただきます。患者様の状態によって通院日程を判断させていただきます。

所要時間:約1時間30分


手術に関するQ&A

白内障 日帰り手術の痛みは?

日帰り白内障手術は、眼の局所麻酔によって行います。個人差はありますが、ほとんど痛みを感じない手術です。


白内障 日帰り手術の所要時間は?

眼の状態によって個人差はありますが、通常ですと、手術時間は約15分です。当日は、来院指定からお帰りになるまで約2時間半です。


白内障 日帰り手術にかかる費用は?

保険の負担割合によって違いますが、1割負担の方の場合、片眼 17,000円です。 1ヶ月の負担額(医療費)が一定額以上になると、負担額の一部が免除される高額療養費制度もあります。 詳しくはこちらをご覧ください。


両目同時にできるの?

当院では、片目ずつの手術をさせていただいております。片目手術された方は、もう片目も望まれる場合、翌週以降の手術となります。


入院での手術はできるの?

当院は入院での手術に対応しておりません。重度の全身疾患や重度の認知症を患っている方以外は、日帰りの手術で対応できます。


手術を決断するタイミングは?

患者様が「不自由」と思われた時が手術のタイミングだと思います。 たとえば、視力が0.5だとしても不自由を感じていなければ急いで手術する必要もありませんし、逆に視力が0.8だとしても、不自由を感じていれば手術をするタイミングです。 また、今のままの視力では運転免許証の更新ができず困っている方も、手術のタイミングだと思います。 その方の年齢や生活・仕事環境によって、手術を決意するタイミングは違ってくると思いますので、医師・スタッフにお気軽にご相談ください。


すぐ手術できるの?

常時100名以上の患者様にお待ちいただいているため、最短でも1ヶ月先の予約となります。ただし、緊急を要する手術の場合は都度対応させていただきますのでご相談ください。



白内障にかける思い

私たちは、この手に託された未来の重さをしっかりと感じ、病気になった眼に、 今まで頑張ってきてくれてありがとう、そしてこれからまた見えるようになってくれますようにと、感謝を込めて、祈りを込めて、真心を込めて取り組ませていただきます。

また、院長の想いをムービーにしましたのでご覧ください。



さいごに

当院の理念は、「患者様に安心と元気を」です。

ただ病気が良くなるだけでは、安心できません。病気が良くなって、心が満たされて初めて安心です。 そして、そこにプラスして何かいい事がないと元気にはなれません。

また会いたいと思っていただける医院づくり

当院はただ白内障の手術をして光を取り戻すというだけではなく、患者様の心に寄り添って、光を取り戻した眼をもって、 明るく元気になっていただけるよう、人生が充実するよう、意識して取り組んでおります。

「また会いたい」と思っていただけるようなスタッフ教育と、 「また来たい」「来るのが楽しみ」と思っていただけるような医院づくりを目指しております。


ITO OPHTHALMIC OFFICE. Fujioka City, Gunma Pref.